森博嗣、京極夏彦、綾辻行人、恩田陸、道尾秀介、殊能将之、有栖川有栖。

実はこれ、新刊が出れば絶対に買う作家リストだったりする(頼むよ殊能センセーw)。

で、だ。

僕のなかの七賢人とも言えるこの布陣に、先日八人目を迎え入れることになった。

サラッといこう。

森見登美彦、その人である。

著書コンプリートリストを見てもわかるように、基本的にはミステリィ作家だと認知されている人が多いなかで、森見登美彦はなかなか異色のメンバだと思う。

ジャンルについての意見は以前書いたから割愛するとして、まあ、それを抜きにしてもやっぱり異色だろう。

正直、「太陽の塔」はしっくりこなかった。

ただ、次に読んだ「四畳半神話体系」が凄かった。

そこで切れの良いジャブを喰らい、脳みそが揺れていい感じになったところで「夜は短し歩けよ乙女」だ。

完膚なきまでKO、万歳仰向けである。

森見登美彦の魅力は、なんといっても文章力だ。

小説家という職業上、これがいかに凄いことか。

小説というのは、微小な文章の集合なのだ。

そのパーツがひとつひとつ凄いのだから、もう凄くて凄いのである。

そういえば、文章力のことを筆力というけれど、いまどき、筆で小説を書いているような人間っているのだろうか。

言葉はいまさら言及するようなことではないけれど、時代とともに変化するものである。

なので、これからは「打鍵力」としよう。

急に文学っ気が影を潜めたような気もするけれど、全然問題ではない。

打鍵力のある文豪。

このムキムキな字面、どうでしょう?