小説の魅力って、いったいなんだろう。
ダイナミックなストーリィ?
愛らしいキャラたち?
洗練された会話?
もちろん、そのどれもが、小説に必要なアイテムだとは思う。
しかし一方で、本質はそこにはない。
なぜなら、これらはすべて例外なくパーツであるからだ。
人生の本質が個人の過去や未来に存在しないように
パーツに本質は宿らない。
では、どこにそれは存在するのか?
それに触れたいと望む、私たちの意志にこそ存在するのだ。
思考の飛翔をイメージしながらどこまでも駆け上がる。
滑らかな春の早朝、ふと空を見上げるように、自由の風を感じる。
そんな崇高な視線のさきに、きっと本質は存在する。
さあ、一緒に飛んでみませんか?